Purifyは、C および C++プログラム開発用ツールです。 特許を持つ OCI(Object Code Insertion:オブジェクトコード挿入) テクノロジを用い、ユーザのアプリケーションが実行時に行なう全てのメモリアクセスを監視し、エラーを報告します。
複数のアプリケーションを同時にチェックすることも可能ですので、クライアントサーバ形式のアプリケーションや、マルチプロセスアプリケーションなどをデバッグするのにも最適です。また、エラーメッセージをデータファイルに書き込めるため、後から読み直すことも可能です。 Purifyは自動テストツールとの使用も簡単です。
■オブジェクト・コード・インサーション(Object Code Insertion)技術
オブジェクト・コード・インサーション(OCI)技術は、特許を持つ革新的な技術です。
Purify for Windowsでは、この技術を用いて、オブジェクト・コードの中にそれぞれの機能に対応したチェック用の命令を挿入します。
Windows版のこれらの製品では、プログラムを再コンパイルする必要もありません。実行ファイルを選択すると、Purifyは自動的に実行時エラーやメモリリークをチェックしはじめます。
この技術を用いることにより、システムライブラリやサードパーティライブラリ等のソースコードが無い部分に対してもチェックを行なうことが出来るため、プログラムを包括的にチェックすることが出来ます。
■Purify for Windows実行例
1.スタートメニューからPurifyを選択して起動する。
2.ようこそのウィンドウで、実行(R)をクリックする。
3.プログラムを選択して、実行します。 DLLおよび実行ファイルはすべてインストゥルメントされ、エラーを正確にそして完全に見つけ出します。
[プログラムに関連するバイナリがすべてインストゥルメントされます。]
4.Purifyはソース内のエラーを正確に検出します。ソースがある場合には、Purifyを起動してエラーを素早く簡単に修正することが可能です。
■Purify for Windowsは、次の機能を実現します。
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見つけ出しにくいエラーを的確に検出 |
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インタラクティブなグラフィカル・ユーザ・インターフェース |
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効率よくエラーに目を通すことができるアウトラインビュー
−重大なエラーをすばやく認識できるカラーサポート
−カーソルを合わせてクリックするだけでソースにアクセス
−ランタイムオプションとフィルターへのGUIアクセス |
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あらゆるエラーを検出
−OLEコンポーネント
−DLL
−アプリケーション用 Cコード
−アプリケーション用 C++コード
−システムDLL
−サードパーティーライブラリ |
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認識できるエラー
−ヒープ関連エラー
−スタック関連エラー
−メモリリーク
−ハンドルリーク |
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マルチスレッドアプリケーション内のエラー認識とレポート |
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スタックトレースやソース行番号などの詳細なレポート |
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一般的なデバッグツールのサポート |
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バグ発生箇所ですばやくエラーを検出 |