■並行管理の実用化
Rational ClearCaseは、並行開発への広範なサポートを提供し、チーム開発を促進します。バージョンは無制限に自動分岐することができるため、複数の開発者が共通のコード・ベースからソフトウェアの設計、コード化、テスト、強化を効率良く実行できます。更にマージの際に、実証済みファイルとの差分を確認し、競合箇所があれば視覚的に強調表示するため、競合を容易に解消できます。
■柔軟なワークスペース管理
Rational ClearCaseでは、開発者のワークスペースが自動的に確保されますので、開発者は、簡単に新規プロジェクトに素早く着手できます。Rational ClearCaseは、開発者の作業領域に適切なバージョンのファイルを自動的に取り込み、保守します。Rational ClearCaseのビューを使用すれば、開発者は他のチーム・メンバーによる変更に影響を及ぼすことなく、特定のタスクに必要な正しいファイル・バージョンを確認できます。
開発者は、ネットワーク使用モデル又はローカル使用モデルに合わせて、 2種類のビューを選択できます。
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「動的ビュー」では、ネットワーク・ユーザーが、独自の透過的ファイル・システムを介して、開発中のソース・ファイルやプロジェクト・データを即座に更新できます。 |
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「スナップショット・ビュー」は切断利用モデルをサポートし、開発現場から離れた場所での作業を支援します。ネットワークへ再接続すると、Rational ClearCaseは、前回のスナップショット取得以降に行われた全ての変更を取り込んで自動的に更新します。 |
更に、「Webビュー」からは、「スナップショット・ビュー」と同様の機能を使用できる他、Webブラウザーを介してRational ClearCaseに簡単にアクセスできます。
ビューの種類を問わず、IBM WebSphere StudioやMicrosoft .NETなどのネイティブ開発環境からは、変更依頼や進捗状態等のソフトウェア構成管理機能に直接アクセスすることが可能です。
■広範なプラットフォームの柔軟なサポート
Rational ClearCaseは、中〜大規模の開発チームに最適のソリューションです。プロジェクト・チームの変更や世界各地への分散に伴い、IBM Rational ClearQuest®、 MultiSiteへシームレスに移行し、ソフトウェア資産を同期化して、ローカル・チームに最新情報を提供できます。先進的なレプリケーション技術により、複数のサイトに分散しているチームも共有のプロジェクト資産に同時にローカル・アクセスできます。
Rational ClearCaseは、広範な商用又はオープン・ソースのオペレーティング・システム上でご利用いただけます。
■ビルドの正確性を確保
大規模開発に対応したビルド管理機能がビルド回数を最適化し、ソフトウェア・バージョンの再現性を確約します。Rational ClearCaseでは、ビルドの依存関係を自動検出し、ビルドを構成するファイルの正確なバージョンを記録する部品構成表を自動生成します。
■統合サポートで各メンバーとチーム全体の生産性を向上
Rational ClearCaseは主要IDE(統合開発環境)と連携可能なため、開発者は自分の開発環境にいながらソフトウェア構成管理機能に対して即座にアクセスできます。更に、WebSphere Studio及びMicrosoft .NET IDEから、変更アクティビティーにアクセスすることもできます。