お知らせ

2017年11月29日
株式会社 SRA
 
SRA、創立50周年を機に
ソースコード検索システム「CodeDepot」(コードデポ)をオープンソースソフトウェアに!


株式会社SRA(本社:東京都豊島区南池袋、代表取締役社長:石曾根 信、 以下 SRA)は、
創立50周年を記念して、自社開発製品「CodeDepot」(ソースコード検索システム)の
ソースコードをオープンソースソフトウェア(以下、OSS)として無償で公開いたします。

SRAは、1987年という早い時期からGNUプロジェクト*支援を開始し、以降もオープン
ソースデータベースとして評価の高い「PostgreSQL」の開発コミュニティへの参画・支援、
自社開発ソフトウェアのOSS公開等、長年にわたり、OSSの普及・発展に尽力してまいり
ました。

おかげ様でSRAはこの 11月に創立 50 周年を迎えました。そこで 50 周年を機に、2009年
の発売以来、ソースコード検索システムとして実績と定評のある「CodeDepot」の基本機能
についてソースコードを公開することにしました。
今後、「CodeDepot」がOSSとして、より多くの企業の皆様、技術者の皆様に活用していた
だくと共に、改良を重ねていくことでより良いソフトウェアへと成長していくことを願っ
ております。

なお、商用版「CodeDepot」につきましては、引き続き、SRAが販売してまいります。

GNUプロジェクト:1985年にリチャード・ストールマンがGNU宣言(人々が使用する
ソフトウェアはオープンソースで公開すべきである)を行ない、その宣言のもと、
コンパイラ等のソフトウェアを公開し、多くのコンピュータ上に移植・利用される。
「GNU/Linux」(OS)は、GNUソフトウェアを用いて開発された。

<CodeDepotについて>
CodeDepotは、既存システムの効率的な保守やコードの再利用を支援するシステムです。
企業が保有するシステムのコードやインターネット上のオープンソースに対して、高度
かつ高速な検索を行うことができます。

また、ソースコードの構文を解析し、複雑な検索を簡単に行なうことができます。
さらに、類似したコードの検索まで可能なため、クローンコードの発見や類似バグの発見
に威力を発揮します。
CodeDepotは、数千万行のソースコード検索を〔1秒以内〕で行うことができます。

<主要機能>
    プロジェクトのリソース情報自動表示
コードやコメントなどを区別したキーワード検索
クラスや関数定義、関数の呼び出しなどの構文を解析した検索
関数の入出力タイプを指定したシグネチャーによる検索
類似したソースコードのあいまい検索
ソースコードにコメントを添付するノート機能

<CodeDepotの活用例>
    複数プロジェクトの類似バグを一括で探し出すことができます。
修正が必要な箇所をくまなく検索し、修正漏れを防止します。
コピーされた重複コードを発見できます。
再利用のために必要なモジュールを簡単に探し出すことができます。
保守の過程で発見した情報をノートとしてコードに添付し、
情報共有することができます。

検索対象となる言語はjava、C/C++、C#、VB.NET、SQLです。
Git, Subversion、CVSとIBM Jazzといったバージョン管理システムにも対応しています。

<公開ライセンス>
GPLライセンス

<公開時期>
2017年12月1日

<公開方法>
ソフトウェア開発プロジェクトのためのソースコード管理サービス「GitHub」上で公開

<本件に関するお問い合せ>
株式会社SRA 先端技術研究所 「CodeDepot OSS」担当
E-Mail: codedepot-oss@sra.co.jp  URL: https://www.sra.co.jp/codedepot

以上

2017年11月29日作成